ミントチョコの魔法 〜afterプラス〜
結局あたしたちはカバンをとって来て遼ちゃんの車に乗り込み送ってもらうことになった。




「先生、なんであゆちゃんが前なんですか?別に後ろに3人でもいいのに」




「アホか。そんな野暮なこと聞かねえの。俺が気きかしてやってんのに」




「えーっ。あたしあゆちゃんの隣がいいな。ねえ。あゆちゃん携帯教えて。それからあたしのこと夏って呼んでほしいな」




後部座席から身を乗り出してきた江坂さん。


片手には携帯。



さすがに敵だと思われてるだろうから
教えるのに躊躇ってしまう。
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