カレ×カノ 契約!?
「ふふふ・・・泉さん。」

な、何だ。その笑い・・・。
つうか、動くな!
それ以上、動いたら俺がさっき考えた・・・
口と口が触れ合う――――いわゆる“キス”をすることになる。

さすがに、俺でも嫌だからな。
好きでもない女に、二回もキスされるとか。

俺は、抵抗しようとそいつの方を掴んで、
それ以上、近づけないようにしようとした・・・

しかし、それは出来なかった。
別に、この女に逆に抵抗されたわけでもない。
ましてや、俺が止めたわけでもなかった。

それなのに何故?

「今、何故?って、思ったでしょ。
それは簡単です。
なぜなら、あたしは魔法少女なんですから。
魔法を使ったんです。


だから――――。」



グキグキ・・・・。

「ギャ――――――――!」

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