ふたりだけの秘密
ふたりだけの秘密
「今来店された、9番テーブルの新規のお客様、お願いします」
店長に言われ、一番奥のテーブル席に着く。
「失礼します。アミです。よろしくお願いします。お飲み物は、どうされますか?」
「ウィスキーの水割りで。あと、君も何か、好きなもの飲んで」
「はい。ありがとうございます」
お客様のお酒を作って、私もカクテルを頂いて、ふたりで乾杯。会話をしながら、何気なくお客様を観察する。
背がすらっと高くて、程よく締まった体。金色の髪。センスのいい服装。目深に被った帽子とサングラスで、顔はよく見えないけれど、整った顔立ちをしている。
かなり、かっこいいんじゃない? まるで、モデルみたい。てか、この人、どっかで……。あ、今大人気のアイドルグループのあの人に、似てない??
そう思った時。ふいに彼が、サングラスを外した。
店長に言われ、一番奥のテーブル席に着く。
「失礼します。アミです。よろしくお願いします。お飲み物は、どうされますか?」
「ウィスキーの水割りで。あと、君も何か、好きなもの飲んで」
「はい。ありがとうございます」
お客様のお酒を作って、私もカクテルを頂いて、ふたりで乾杯。会話をしながら、何気なくお客様を観察する。
背がすらっと高くて、程よく締まった体。金色の髪。センスのいい服装。目深に被った帽子とサングラスで、顔はよく見えないけれど、整った顔立ちをしている。
かなり、かっこいいんじゃない? まるで、モデルみたい。てか、この人、どっかで……。あ、今大人気のアイドルグループのあの人に、似てない??
そう思った時。ふいに彼が、サングラスを外した。
< 1 / 3 >