ふたりだけの秘密
レンの芸能界の仕事の話や、趣味、恋愛など、仕事を忘れ、色々な話をしているうちに、あっという間に時間は過ぎ、気づくと閉店時間になっていた。
あのレンと、一緒に過ごせたなんて、夢みたい。本当に楽しくて、夢のように素敵な時間だった。彼氏がいるにも関わらず、アイドルにときめいてしまった。けど、周りの人たちは、レンに気付いてないみたい。ちょっとだけ、優越感。
「今日は、ありがとう。楽しかった」
「こちらこそ、楽しかったです」
店の外のエレベーターに乗ったレンに笑顔で手を振る、と。いきなり、その手を掴まれて、ぐいっと引き寄せられた。
「えっ、ん……」
動き出した密室の中、そのまま抱きしめられ、キスをされる。
「今夜のことは、ふたりだけの秘密ね」
アイドルは耳元でそう囁くと、何事もなかったかのようにエレベーターを降り、颯爽と、夜の街へと消えていった。
触れた唇は、今も熱を持ったまま。
END.
あのレンと、一緒に過ごせたなんて、夢みたい。本当に楽しくて、夢のように素敵な時間だった。彼氏がいるにも関わらず、アイドルにときめいてしまった。けど、周りの人たちは、レンに気付いてないみたい。ちょっとだけ、優越感。
「今日は、ありがとう。楽しかった」
「こちらこそ、楽しかったです」
店の外のエレベーターに乗ったレンに笑顔で手を振る、と。いきなり、その手を掴まれて、ぐいっと引き寄せられた。
「えっ、ん……」
動き出した密室の中、そのまま抱きしめられ、キスをされる。
「今夜のことは、ふたりだけの秘密ね」
アイドルは耳元でそう囁くと、何事もなかったかのようにエレベーターを降り、颯爽と、夜の街へと消えていった。
触れた唇は、今も熱を持ったまま。
END.