未定

「…うーん、大丈夫、じゃないかな…??なのです。」


「茉莉花、絶対にやめた方がいいぞ。やめるのにな、面接一時間らしいから。」



───…今思えば、先輩は私に塾に来てほしくなかったんだと思うんだ。



でも私は、子供だったんだね。


塾への憧れと、先輩への想いに。



私は、流されてしまったんだ。



今、ここで先輩の言うことをちゃんと聞いていれば、あんな、最悪な出逢いもなかったかもしれないのに。


< 18 / 21 >

この作品をシェア

pagetop