遠距離恋愛~君への思いがわかる恋~
タイトル未編集
「篠原~悠希とどこか行かないのか?クリスマスもうすぐだぞっっっ!」
LINEの個チャに一件のメッセが入っていた
うざい、こいつ知ってて言ってる
「行きたいのに行けないこと知ってるでしょ、まぢ最低だね、あんたってやつゎ(怒)」
うざい、ウザすぎる
ここまでウザい奴は「山本 爽太」ただ1人だけだろ
「あ、そうだったねー(笑)ごめんよーごめんww」
「死ね」
寝て忘れよう
「おはよう」
誰からだよ、こんな時間に
嘘だろ…さぁ返信するかしないか…
ただ読んだばかりは既読が付いてるし…
はぁ…
「おはよう、なに?朝から…何か用?」
「別に、挨拶しただけだし、挨拶もしちゃいけないのか俺は」
別にそこまで言ってねーだろ、妄想男子め
「昨日のことだがな、その…」
「なに?」
「山デパぐらいなら悠希無理矢理でも引っ張っていっても…いいぞ」
なんなのこいつ、上から目線なのが気にくわない
「無理矢理とか…悠希が可哀想だ。そんな思いを悠希にはさせたくないからいい、ってか協力してとか一言も言ってない」
「違う、俺はお前には協力してない。悠希に協力してるんだ」
じゃあどこか行けばとかうちに言うなよ
言ってること絶対おかしいだろコイツ
「まぁいいや、爽太は協力しないでいい」
「はいはい」
さぁ2度寝しようか
「おかえり」
また爽太…
「ただいま」
「あのさぁ…篠原って転校するの?」
…誰からの情報だよ
「誰にも言わないのならいい」
「言わない、絶対に」
「悠希にも?」
「うん」
「そうよ、転校するよ」
「なんで…篠原!!悠希はどうするんだよ!」
お前には関係ないだろ
「別れるよ、まぁ転校しても誰も惜しまないだろう」
「それは違う!」
…?何を言ってるんだこいつは?