狐さんに取り憑かれました2【短編】
家に到着した私たちは、直行でお風呂場へといった。
『服を脱いでお風呂に入りましょう』
少年と私は服を脱いでお風呂へと入った。
お風呂には、既に湯が張っており。やっぱり狐さんはお母さんがピッタリだと確信した。
『体を洗ってさっさとお風呂に浸かりましょう』
コクリと頷く少年の体を洗って、自分の体も洗ったあと一緒に湯船に浸かった。
『極楽ですね~』
コクコクと頷いて微笑む少年。
『すいません。ココで笑い合うのは、当たり前のことでしょう。でも私にはできません』
ボソリと呟く独り言を、隣に居た少年が聞こえないはずもなく。少年は首をかしげた。