約束の空【完】

「ちょっと、どういう意味よー。」


七海ちゃんが頬を膨らませて怒った。


「どういう意味ってそういう意味だろうがよ。琴海、お前は七海みたく男好きにはなるなよ?」


“いいか?”って背を屈めてあたしの目の高さまで合わせてくれる海くん。


「う…うん。」


戸惑いながら頷いた。


「ちょっとー!海まで!!ヒドイー!!」


足をバタつかせ怒る27歳…。
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