約束の空【完】

「綾野」


「…ん?」


「ここ、おいで」


先生が自分の太腿を叩いて言った。


「…へっ!?」


思わず変な声が出た。


「ほら、早く」


先生に引っ張られ太腿の上に乗ることになった。


「え…あ…先生…?」


あたしが困っていると


「綾野…話聞いてくれる?」


耳元で囁かれ背中がゾクッとした。


あたしの声は出なくコクンと頷いた。


「ありがとう」


先生は話し始めた。
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