約束の空【完】

「だって、やっとオレのもんになるだろ?」


先生があたしを見つめ言った。


「……っ!!」


「卒業式終わったら家来いよ?」


「う、うん。」


何か怖くなってきた…。


「そんな怯えるな。オレだってすぐに食ったりしないよ」



「……」


食うって…。


「琴海いるかー?」


ノックもせず入ってきた知輝先生。


3年間担任は知輝先生だった。


「と、知輝先生!?」


「おっ、入っちゃマズかったかー?」


「い、いえ。そんなことないです」


ブンブン顔を横に振った。


「そっか!なら良かったー!…って浩太先生睨むなってー!!」


先生を見ると知輝先生を睨んでいた。
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