約束の空【完】

「だってさ…大事な妹だから、な」


海くんは、とても悲しそうに照れくさそうに言った。


「んー、でも琴海もう食われたわよ」


「七海ちゃん!!」


慌てて七海ちゃんの口を塞ごうとしたんだけどもう既に遅くて…。


「っんだと!?琴海!!」


「はいっ…!!ごめんなさいっ。海くん、ごめんなさい!!」


必死で謝った。


だけど


「悪い、琴海。怒りすぎたな、ごめんな?」


いつもの海くんだった。


「海くん、あたし浩太さんが好き。海くんと七海ちゃん…同じくらい好きなの。」


「はぁ、分かったから。だからもうそんな顔すんな」


海くんが認めてくれました!!
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