約束の空【完】

「先生、座ってくださいね」


七海ちゃんに言われあたしの横に座った。


「浩太さん何でも食べれる?」


「あぁ」


それを聞き、あたしは適当に皿に盛った。


「はい、浩太さん」


「ありがとう」


浩太さんの笑顔にキュンとなった。


「おい、そこ。イチャつくな」


海くん、機嫌悪すぎ…。


「何よ。自分で先生呼んでおきながら」


「……ふん」


七海ちゃんに怒られそっぽを向いてしまった海くん。


「先生、ごめんなさいねー?あ、たくさん食べてくださいね!」


「あ、はい。ありがとうございます」


そう言って浩太さんは美味しそうに食べてくれていた。
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