約束の空【完】

「……っ!?」


当然あたしの顔は真っ赤になるわけで…。


「あら?どうしたの、琴海。顔真っ赤だけど」


首を傾げた七海ちゃん。


「えっ!?そう!?そんなことないよ!?」


もう動揺しまくりです…。


そんな時。


「あのー、ちょっとよろしいですか?」


浩太さんが急に真剣な顔をするから驚いた。


「なんでしょう?」


七海ちゃんが聞くと


「ボクは琴海さんが好きです。年は二十歳も離れていますがこれから先、琴海さん以上の人は
現れないと思っています。年的にボクは先に死んでしまうかもしれない。ツライ思いをさせてしまうかもしれない。だけどボクは琴海さんを幸せにしますっ。だから彼女が二十歳になったら…結婚をしたいと思っています。だから、だから認めていただけないでしょうか」


それは突然の告白だった。
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