約束の空【完】

「分かった、言わないけど…。イイことってなぁに?」


「うーん…なにって言われてもなぁ。まぁ、簡単に言えばキスとか?」


「…っ!?キ…キ、キ、キ、キス!?」


完全どもった。


そういえば顔近付けてきてたな。


思わず掌で口を隠した。


「もしかして、しちゃったの?」


“ブンブン”あたしは横に首を振った。


「そう、良かった。琴海、キスは好きな人とするものよ?それまでちゃんととっておきなさいね?」


「う、うん。」


久しぶりに七海ちゃんがマジメで少し驚いた。
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