約束の空【完】
「あのね、あたしたまにドキドキしたりズキズキしたりするの」
自分の胸に手を当て話した。
「ブフォッ…!!」
丁度お茶を飲んでた海くんが口からお茶を吹いた。
「か…海くん!大丈夫!?」
慌ててティッシュを数枚取り海くんに渡した。
「あぁ…サンキュ」
そう言って海くんは口を拭いたりテーブルを拭いたりした。
「で?」
七海ちゃんの声に振り向く。
「…で?」
よく分からなかったあたしは聞き返した。