約束の空【完】

「まさか本当に浩太先生のこと好きになってたの?冗談で言ったんだけど」


「え…あ…」


どうしよう、どうしようっ!!


「まぁ、いいや。それよりさ浩太先生なんかやめて僕にしない?僕の方が幸せにできると思うけど?」


野上先生はあたしの方へ近付いてきた。


「あのっ、先生っ、あたしっ」


じりじり迫ってくる先生から逃げようと後退するあたし。
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