約束の空【完】
「あたしは先生が…」
「綾野。前にも言っただろ?お前くらいの年齢の時は年上が良く見えるもんなんだよ。恋が悪いとは言わない。だが、オレはやめとけ。な?」
あたしまだ好きって言ってないのに…。
言えないまま失恋しなくちゃいけないの…?
「やだ。先生のとこ行くの!」
自分でもこんな我が儘だと思ってなかった…。
「はぁ…分かったよ。ただし紅茶飲んだら帰ること。いいな?」
「うん。」
あたしは先生の部屋に行けることになった。