約束の空【完】

「あの…。琴海さんは過呼吸になったことってあるんでしょうか…?」


「そうですね、過去に一度…」


「え?」


初めてだと思ってた…。


いつ過呼吸起こしたんだろう。


あたしは知らない…。


「琴海は覚えてないのね…。先生お時間ってあります…?」


「えぇ、ありますが」


「少し、お話したいことがあるんですが…」


「え?七海ちゃん…?」


「僕は構いませんが」


こうして先生が我が家に入ることになった。
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