約束の空【完】

早く飲まないかなー、ってジーっと先生を見つめてると


「こら、琴海。先生見つめないの!」


怒られた…。


「だって…」


あたしはシュンとした。


「紅茶の感想が聞きたいのか?」


先生の言葉に


「うん!」


あたしは大きく頷いた。


「もう、琴海は…」


七海ちゃんは呆れていた。


「ははっ、いただきます」


先生は笑いながら一口飲んだ。


でも…。
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