すべての想いをキミに
壊れた日常
どこにでもいる、平凡な主婦だった。
平凡が非凡に変化したのは、ひとり娘の成長。
幼稚園に通うようになってから、ひとりの時間が増えてしまった。
私が当時住んでいた場所は、お洒落なカフェやショッピングモールは、まったくなかった。
旦那の転職で、微妙な田舎に住むはめになってしまい、私は毎日不満を抱え、そして、何かを求めていた。
求めていた、というより、探していた。
自分を刺激してくれる、高めてくれる、何かを探していた。