私の初恋はセンセイでした。
『それでは、自己紹介を。』
彼はステージにあがり、マイクを手にとった。
「古谷 亮太です。まだ24で皆とは歳も近いけど一応先生だから、そこのとこよろしく。あ、担当は数学な。」
24歳…
私は驚きのあまり口をぽかんとあけて、彼を見ていた。
目の前では、女子がキャッキャと騒いでいる。
まぁ、イケメンだし、ね。
若いし。頭も良いってことか。
こりゃ、すぐ人気者になりそう。
ってか、早速人気出てるしね。
彼の第一印象は、“なんでもできるひと”でした。