私の初恋はセンセイでした。
学校につくと、いつもと同じ、クラスだった。
「あ、二人ともおはよ。」
「「おはよ」」
私は挨拶だけをして自分の席へ、ひまりは友達のもとへ行った。
あ、そだ。
古谷センセイにききにいこっと。
来るのが早かったから、時間は十分にある。
ノートと教科書、筆記用具を持って、教室を出た。
「あず!どこいくの?」
冷たい目で、見つめられた。
「古谷センセイに、わかんないとこ聞こうと思って。」
にかっと微笑んで見ると、ひまりは微笑んでそっか、と言った。
パタパタパタ…
コンコン、
「失礼します、1-Bの藤堂です。
…古谷センセイ、いますか?」
職員室内は、なんだかピリピリとしていた。
そんななかで、センセイだけは、なんだかオーラが違った。
やっぱ、イケメンは違うのかな。