私の初恋はセンセイでした。
「…始まんな。ま、大丈夫だろ。」
軽く笑いながらそういってるけど、絶対思ってない。
ふざけてるこの男。
「…プリント、ありがとうございました。」
作り笑いを浮かべて、センセイをみる。
…あれ、シャーペンが一本ない。
キョロキョロと回りを見ると、センセイの足元にあった。
取ろうと手をのばす。
…ぱっ…
うわっ…!!!!
ペンに触れたとき、センセイと手が触れた。
ガシッ!
センセイは私の手首を力強くつかんだ。
…え?
「…セ、センセイ?」
「んだよ、これ…」