Dear...

携帯で、友人に到着したとﾒｰﾙする。授業中だから返信はないだろう。

だが、送信してすぐに携帯のﾊﾞｲﾌﾞが鳴った。

本屋へ向かって歩いていた私は、歩みを止めないまま携帯を開き、ﾒｰﾙを読んだ。

それは、約束していた友人からだった。

［早かったねー(◎o◎)ﾛﾋﾞｰで待ってるよvV］


すぐに方向転換をして戻っていく私を、何人かが不思議そうに見ていた。

結局、約束よりも20分程早く友人に会った。久しぶりに会うと、彼女は

「何か大人っぽくなったんじゃない？大学生っぽいし。」

と、あの人に言われたらどうしようかと今朝悩んでいた台詞を、サラッと言った。

何だか、久しぶりに会えて良かったな。と、思っても、あの人の事は頭から離れない。