Dear...
送った後は、どうしよう、と一人で騒いでいた。

何も知らない人から見たら、テンションが高いただの変人にしか見えなかっただろう。

返信が来ない事にまたしても不安を感じたが、少し余裕があった。

相手が自分のアドレスを知っていて、自分も相手のアドレスを知っている。

何も繋がりがなかった時に比べ、余裕が生まれるのは当然だろう。

気付けばもう日付が変わっていて、朝早い授業があったため、私は彼からの返信を待ち切れずに床についた。

どことなく幸せな気分で、すんなりと眠る。

返信はきっと、朝目覚めたら届いているはずだから。
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