Dear...
頑張って、と言ってくれた人達の事を思い出す。


メールを返さないのは、嫌いだからじゃない。


皆、そう言ってくれた。


嫌いな相手だったら、遊びに誘われたりしたら逆にすぐ断る。
返信が遅くなったからって、謝ったりしない。


そう励ましてくれた。


他人事だから…と思ったのは、不安で卑屈になっていただけで、実際は皆、すごく気にかけてくれていたという事に気がついた。


「…本当に皆、イイ子なんだからッ!全くもぅ…」


『応援してるよ。年なんか関係ないじゃん!』


「知り合ってまだ1年にもなってないのにさ。」


『今度飲も!展開あったら教えてね。頑張る時は頑張らなきゃダメだよ。』


「…ありがと。」


友達の存在は大きいのだと、本当に、実感を込めて言える気がした。
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