Dear...
「君から思わせぶりなメールが来る度に、どうして良いか分からなくて…ごめんな。結局、返信しないで…バカな事をしたと思ってる。」


しがみつきながら、泣き顔を見られたくなくて胸元に額を擦り寄せる私を、さらに強く抱き締めてくれた。


呼吸が落ち着くまで、頭を撫でてくれるのだろうか?

もう、不安になりながらメールしなくてもいい…?


もう、会いたい時に会えるの…?


「落ち着いた?…何度謝っても足りないよな。僕がはっきりしないせいで、君に辛い思いをさせたんだよね。」
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