Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
「もしもし、百花?」
慌てて電話に出る。
「遅いぞーっ!!。
ったく、唯香アンタまた、
部屋でピアノに
没頭してたんじゃないよねー」
流石……親友。
私の行動パターンお見通し。
「唯香、今からちょっと出てこない?」
「今からって、何処まで?」
「霞が丘」
「霞ヶ丘って……?
Ansyal?」
「そうそう。
別に来ないんだったら私だけ
いっちゃうけど…………」
「なんかあるの?
Taka?
私の王子様が出るの?」