Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
乱れた服をかき集めて
惨めな服装を
コートで覆い隠して学校を
フラフラと抜け出して、
歩いてた。
行く宛もないまま。
目的もないまま。
そして……
あの場所に辿り着いた。
橋から眺める川の流れが
とても綺麗で
あの場所に辿り着いたら
自分が清められるような気がして。
茜空から時間が過ぎて
月の光が柔らかに
降り注ぐ時間へと変わる。
ふいに川の下から
魔物が手を伸ばしてくる……。