Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】



頷いた後に、
ふと言葉を思い返す。



「ねぇ?
 私の家じゃないとダメ?」




TakaとAnsyalだらけの狭い部屋。



ただでさえ狭い部屋にグランドピアノを
入れて、キツキツの空間。

そして最近は片づける気も起こらなくて
さらに散らかってる私の部屋。




あぁ絶対、ダメだ。




「唯ちゃんの家じゃないと
 意味がないじゃん」

「散らかってるたんだけど」

「気にしないって」

「凄く狭いんだけど」

「問題ないって」
 


結局、何を言っても
許してくれようとしない
宮向井くんに流されるような形で
退院後、私の自宅へと向かう。
< 212 / 613 >

この作品をシェア

pagetop