Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】








誰も本当の俺を
求めちゃいない。













俺が必要とされるのは
兄貴としての身代わり。








AnsyalのTakaは
俺であってはいけない。







俺は兄貴の身代わりに過ぎない。







何時しか、降り始めた
突起的な強い雨は
俺の体を容赦なく
打ち付けていく。









携帯電話を取り出して
唯ちゃんのアドレスを
縋る様に呼び出す。













唯ちゃん。



こんな時間にごめん。




今日は楽しい時間
有難う。








宮向井







< 230 / 613 >

この作品をシェア

pagetop