Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
二人揃って何なんだよ。
俺を迎えた二人の存在に、
少し緊張感が増す。
まさか兄貴に?
そんなはずない。
次に出てくる言葉に
怯えながら
二人の言葉を緊張しながら
待ち続ける。
咽がカラカラに
乾いていく。
喉を湿らせようと
飲み込もうとする唾すら
動揺しすぎて飲み込めない。
僅かな時間のはずなのに、
その沈黙は俺にとって
とても長い沈黙で。
「大丈夫よ。
話って言うのは、
隆雪くんの事じゃないから」
兄貴のことじゃない?
だったら何?