Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
20. 別れの季節-雪貴-
あの日から
ずっと続いてきた
唯ちゃんとの時間。
その時間は俺にとって、
かけがえのない大切な時間。
暖かく甘い、
そんな時間。
何処までも
長く続いてほしい
そう願った夢の時間は
突然、鳴り響いた
一本の電話で、
無常にも終わりを告げる。
唯ちゃんのマンション。
いつものように
二人を包む暖かい空間に
突然鳴り響いた電話。
唯ちゃんに一言断って、
携帯電話を手に取る。
液晶に映るのは、
神前大学附属病院。