Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】







唯ちゃん、音弥から聞いた。



社会の臨時で来た
土岐って何者?


唯ちゃんの元カレって
言ったらしいけど、
どういうこと?









詮索するようなメールで
やめなきゃなんて思いながらも、
気になった不安は、
それを取り除けるまで
付きまとい続けるわけで。



メールを送信して暫くすると、
再び、俺の携帯が震えた。



今度こそ、唯ちゃんかも?



そう思って電話に出た
俺の耳に届いた声は託実さん。





「雪貴、忙しいところ悪い。

 そっちは楽しいか?」



そうやって切り出した託実さんが
告げたのは、百花さんが妊娠したこと。


そして近いうちに、
結婚式をすると言うこと。

その結婚式に参列してほしいと言う
連絡だった。




「結婚式、帰りますよ。
 俺も見たいですから。

 それより託実さん、
 今、百花さんいますか?

 唯ちゃんが捕まれば一番なんですけど」


そう告げるものの、
唯ちゃんは今日は捕まらなくて、
暫くすると、百花さんの声が聞こえた。

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