Love Songを君に【Ansyalシリーズ TAKA編】
「そんな顔しないでよ。
少しでも長く雪貴と過ごしたくて決めたの。
トパジオスの事務所にスタッフとして手伝わないかって
高臣社長と宝珠さまに誘われたの」
そう言った途端、
雪貴は嬉しそうに抱き付いてきた。
「唯ちゃん、本当なの?」
「うん。
だから……これからは仕事でも一緒だよ」
雪貴が卒業した日、
その日は私も巣立つ日。
新たな自分の未知なる世界へ。