ミラクルにいこう!
翌朝、怒号がして目をさましたまひるは、目の前に漆黒の騎士が立っているのに驚いた。
「えっ!!!どう、どうしたんですか、かちょ・・・じゃなくてトム?」
「ずっと声かけてもなかなか起きないから、もう俺だけで助けに行かなきゃいけないかと思ってな。
のんきなやつだなぁ。俺より早く爆睡したくせに!」
「そ、それは・・・あははは。
すみません、すぐに用意しますから・・・。」
「魔法でパッと身支度できるから、そこに用意してもらった食事を早くすませろ。
ほんとにおまえは仕事となると要領悪いな。」
「もう・・・異世界まできてガンガン、ガミガミやめてくださいよぉ。
あれ?じゃ、トムもその格好は魔法で一瞬なんですか?」
「そういうこと。あはは・・・。慣れてしまうと面白いな。
おまえの妄想内の世界かと思ったけど、そうじゃないみたいだし・・・俺一人だったら楽しむなんてとてもできなかったんだろうけど、いい感じに君が抜けまくってくれるからなかなか楽しめる。
それに・・・俺だけが小さいままでほんとにひとりっきりだったら、君に頼るしか生きていけないと思ったけど、別世界として人が存在するのならな・・・俺も実力で力が示せるからな。
目標は違うが俺の実力をもってすれば、あっというまに国王にでもなれそうだな。わっはっは・・・。」
「なんですか・・・その変わりようは。
おびえきった目をして立ってたくせに。
ゴキブリに食べられちゃえばよかったんですーーーー!だっ
でも・・・食べられなくてよかった。
私だけ会社で何もなかったように働くなんて・・・やっぱりできませんよ。」
「まぁ、ののしりあいもしようが・・・お互い傍には居ような。」
「はい。」
智房に指示されたとおり、まひるは食事を済ませると洗顔~化粧、戦闘モードの外見へとあっというまに準備をすませることができた。
そして問題の廃屋の扉をあけて、2人は同時に頷くと扉からとびこむように落ちていった。
実際は入るときだけが足から入っただけで、扉の向こうの世界に到着したときには、普通に立っていた。
10mほど先に確かに化け物と思われるものがいたが・・・まひるの知っている生き物とそっくりだった。
「ジョリイだ・・・。うちの実家のコッカースパニエルって犬!
どうして?あの首輪だってお母さんが買ってあげてたやつだと思う。」
「ほお。で、それがわかって君はどうしようと思う?
この世界の子どもを助けるために実家の飼い犬を討つ覚悟はあるのかい?」
「えっ・・・それは・・・。
うん、うちの犬が子どもをいじめていたら、私はやっつけるわ。
お仕置きしてやらないと!
でも、なんかそんな雰囲気じゃないみたいだし。」
「そうだよなぁ・・・子どもたちはどう見ても笑顔にしか見えないんだがな。
そうだ・・・まず事情を子どもにきいてみないか?」
「えっ!!!どう、どうしたんですか、かちょ・・・じゃなくてトム?」
「ずっと声かけてもなかなか起きないから、もう俺だけで助けに行かなきゃいけないかと思ってな。
のんきなやつだなぁ。俺より早く爆睡したくせに!」
「そ、それは・・・あははは。
すみません、すぐに用意しますから・・・。」
「魔法でパッと身支度できるから、そこに用意してもらった食事を早くすませろ。
ほんとにおまえは仕事となると要領悪いな。」
「もう・・・異世界まできてガンガン、ガミガミやめてくださいよぉ。
あれ?じゃ、トムもその格好は魔法で一瞬なんですか?」
「そういうこと。あはは・・・。慣れてしまうと面白いな。
おまえの妄想内の世界かと思ったけど、そうじゃないみたいだし・・・俺一人だったら楽しむなんてとてもできなかったんだろうけど、いい感じに君が抜けまくってくれるからなかなか楽しめる。
それに・・・俺だけが小さいままでほんとにひとりっきりだったら、君に頼るしか生きていけないと思ったけど、別世界として人が存在するのならな・・・俺も実力で力が示せるからな。
目標は違うが俺の実力をもってすれば、あっというまに国王にでもなれそうだな。わっはっは・・・。」
「なんですか・・・その変わりようは。
おびえきった目をして立ってたくせに。
ゴキブリに食べられちゃえばよかったんですーーーー!だっ
でも・・・食べられなくてよかった。
私だけ会社で何もなかったように働くなんて・・・やっぱりできませんよ。」
「まぁ、ののしりあいもしようが・・・お互い傍には居ような。」
「はい。」
智房に指示されたとおり、まひるは食事を済ませると洗顔~化粧、戦闘モードの外見へとあっというまに準備をすませることができた。
そして問題の廃屋の扉をあけて、2人は同時に頷くと扉からとびこむように落ちていった。
実際は入るときだけが足から入っただけで、扉の向こうの世界に到着したときには、普通に立っていた。
10mほど先に確かに化け物と思われるものがいたが・・・まひるの知っている生き物とそっくりだった。
「ジョリイだ・・・。うちの実家のコッカースパニエルって犬!
どうして?あの首輪だってお母さんが買ってあげてたやつだと思う。」
「ほお。で、それがわかって君はどうしようと思う?
この世界の子どもを助けるために実家の飼い犬を討つ覚悟はあるのかい?」
「えっ・・・それは・・・。
うん、うちの犬が子どもをいじめていたら、私はやっつけるわ。
お仕置きしてやらないと!
でも、なんかそんな雰囲気じゃないみたいだし。」
「そうだよなぁ・・・子どもたちはどう見ても笑顔にしか見えないんだがな。
そうだ・・・まず事情を子どもにきいてみないか?」