寒いね。
昼食はオムライスだった。

「あ、そうだ」

私は思い出して、
「つぐみ、考えてくれた?」

彼女に声をかけた。

「結婚式の厨房スタッフのお仕事…だっけ?」

つぐみが答えたのでうなずく。

私の大学時代の同期が結婚式場で働いている。

そこで厨房スタッフのアルバイトを募集しているから誰か1人紹介して欲しいと、この前頼まれたのだ。

それで私は、2年前から家事手伝いをやってるつぐみに声をかけたと言う訳だ。

平岡家の家事を引き受けてくれるのはありがたい。

でも…そろそろ社会復帰して欲しいと、私は思っている。
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