君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
そのあとあたしは、
店長さんにいろいろ教えてもらって、
今日のバイトは終わった。



さて、帰ろう。



私は行きと同じで、
歩いて帰ることにした。




―タンタンタン



―タッタッタ



ん?



さっきから思ってたんだけど私、
つけられてるよね?



明らかに私以外の足音が聞こえる。



…誰なの?



そう思って振り向いたけど、
誰もいない。



気のせいなのかな?




…いや、気のせいじゃない。



私が歩きだすと、後ろにいる人の
足音も聞こえてくる。



怖いな…。



そう思った私は、
急いで真っすぐ家に帰った。



…でもそれがいけなかった。


つけていた人に、あたしの
家を知られてしまったから…。






< 10 / 53 >

この作品をシェア

pagetop