君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
あたしがレジを打つのを
練習していると、目の前に
1人のギャルが現れた。



「すいません!」



怒鳴るように言った彼女。



「はい…」



…なんか怖いよ。



あたし、ギャルってあんま好きじゃ
ないんだよな…。



「これ。あんまん1つ」



え?あんまん?



「あんまんですね。しょうしょ
お待ちを」



あたしは笑顔でそう言ったあと、
あんまんを取りに行く。




…けど…そこにあんまんはなかった。



仕方ない…。



断って、謝ろう。




「すみません。只今あんまんを切らして
おりまして…」



あたしがそう言うと、
ギャルの目つきが鋭くなった。



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