君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
「はあ、疲れたー」


「そうだね。大丈夫?雅ちゃん?」



「…うん」




今日もなんとかバイトを終えた。



あたしに話しかけてきたのは、同じバイト仲間の九条爽志(くじょうそうし)君。



爽志君はあたしと同じ高校で、同級生らしい。


クラスが違うから今まで気付かなかったけど、とても優しい男の子だ。




「じゃ、俺あっちで着替えてくんね?」


「…あ、うん」



爽志君が隣にある小さな部屋に入ったのを確認して、あたしも着替えを始めた。




はあ…。



って、なんか最近ため息ばっかついてるな…。


つけられ始めて結構経つけど、まだどうにもできていないあたし…。



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