君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
「…雅ちゃん、本当に大丈夫?顔色悪いよ?」



着替え終わって座っていると、しばらくして爽志君が出てきた。



「うん、大丈夫……」



もういっそのこと、爽志君に言っちゃおうかな?



誰にも言わないままずっと黙ってるのもつらいし…。



一人ではどうにもできそうもないし。




「……あのさ…爽志君…」



「ん?どうした?」



首を少しかしげた爽志君の優しげな顔。



「……あ、えっと…」



どうしよ。やっぱり言えない…。



なんて言い出せばいいのかわかんない。



「大丈夫?何かあったの?」



「……ごめん、なんでもない」



言えないよ…。



「…そう?まあ、何かあったんなら、いつでもいいから言ってよ?メールでもいいし」



なんて優しい人なんだろ。



心からそう思うよ。


「うん、ありがとね」
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