君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
はあ…


あたしも遊びたいのは
やまやまなんだけど、
親が勉強しろ!ってうるさいから。


「では、さようなら」


え?


突然耳に入ってきた先生の声。



先生ごめん!



全然話聞いてなかった。



でもまあいっか…。


みんなも聞いてないみたいだし!



そう1人納得したあたしは、
鞄を持って、教室を出た。



靴箱までスタスタと歩いて行く。




「おい!雅!」



え?あたし?


後ろを向くと、
1組の三浦龍汰(みうらりゅうた)がいた。



龍汰はかっこよくて、
みんなにモテモテ。


あたしと龍汰の関係は、
ただの友達。


別に好きとか思ったことはないけど、
素直に、優しくてかっこいいと思う。



「何?」


「ちょっと来い!」


えっ、ちょっと!
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