君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
「あたしを無視!?」


そんなメール、誰が?


「なんか、俺らが付き合った日、見てたやつがいるらしい。それに今日、俺のところにもメールがきた」


龍汰は小さくため息をついた。


ため息をつきたいのはこっちだよ。


「俺もお前を無視しようと思う」


あたしはその言葉に、自分の耳を疑った。


「は?」


「そのメールには、逆らえばいじめられる側にするって書いてあったんだ」


はぁー!?


「だからって言うこと聞いちゃうわけ?」


「そうだよ。いじめられたくないもん」


あたしだって!


いじめられたくなんかないよ!


「てかその前に、俺らが別れれば、いじめもなかったことになんじゃん?」


なんじゃん?


って、なにその態度!


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