君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
「…コンビニにちょっと用事があって通りかかったら、雅ちゃんの前に女の子が立ってるのが見えて」



てことは、あたしが転んだあたりからか。


爽志君は、あたしと龍汰が付き合ってることを知らない。


言っておいた方がいいよね。



「…あたしね……前つけられてるって話したでしょ?」


「うん」



「その原因、あたしが女子の人気物と付き合ったからかもしれないんだ」


でもこのことに確証はない。


あたしを押したのは麻里亜だったけど。


だけど、あたしに嫌がらせするのって、麻里亜以外考えられない。


「その人気物って?」


爽志君が首をかしげた。


「1組の、龍汰」


あたしがそう言うと、爽志君が目を見開いた。


えっ?なに?


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