君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~

ファーストキス

「………ん……」


目が重い。


ここ……どこ…?



なんだかさっきから、唇が温かい…。


そして苦しい。


「……んー…」


あたしはあまりの苦しさに、重いまぶたを薄く開けた。


「…っ!!…」



その瞬間……。


あたしの頭は真っ白。


…これは、夢なんだろうか…。



……あたしの唇には、爽志君の薄い綺麗な形をした唇が、そっと重ねられていた。


「……っ!雅ちゃんっ?…ごめんっ!」


あたしが目を覚ましたことに気づいた爽志君は、急いで唇を離した。


どうして、あたしに…?


そう言おうとしても、驚きすぎて、言葉にすることができない。


……期待しちゃうよ…?


前から、爽志君のこと気になってたから。




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