輝く光の中で
それからは、万梨阿の情報を待ちながら屋敷で、これからの
事を考え、自分がこの国にとって、何が出来るのか?

また、国民に対して、俺が役に立てることは何かを
考えていた。

マリーも、年を明けると、なかなか自由が利かなくなる為か
時間さえあれば、友達と出かけたり、お茶に誘ったりしながら
日々を過ごしていた。

その日も、マリーは、一番の親友のクリスティーナを呼び
屋敷の庭で、お茶とお喋りを楽しんでいた。

「あっ、お兄様、良かったら一緒にお茶にしませんか?」

「あぁー、悪いが、これからエドワードと打ち合わせで
 が来るから、またの機会に」

「そう、残念だわ・・・あっ、紹介しますわ。
 こちら、友人のクリスティーナよ。」

「初めまして。マリーの兄のアルフレッドです。
 ゆっくりしていってください。」と、挨拶した。

「は・初めまして・・・。クリスティーナです。
 よろしくお願いします・・・・」

彼女は、そう言って、真っ赤な顔をしていた・・・。

「クスッ、可愛いね、クリスティーナは。顔が真っ赤だよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

クリスティーナは、より一層真っ赤になり、それを見ていたマリーが

「お兄様、私の大切な友人をからかわないで下さい」

「それは、失礼。クスクス。じゃー二人とも楽しい時間を!」

そう言い残し、俺はその場を後にした。
< 118 / 239 >

この作品をシェア

pagetop