輝く光の中で
万梨阿が、土曜日の午前に、俺の部屋を訪ねて来てくれた。

万梨阿は、自分で作った、『おまんじゅう』なるお菓子を
手土産に、持って来てくれた。

エリオットに、紅茶を入れてもらい、『おまんじゅう』を、
4人で食べた。

始めて食べたお菓子で、味は、甘すぎず、丁度いい甘さだった。

ただ、紅茶には、合わないような気がしたら、万梨阿が、『今度
日本のお茶と一緒に召し上がりますか?』と訪ねてくれたので
『是非、お願いしたい』と答えた。

ただ、この時、セドリックとエリオットが、かなり万梨阿を
警戒していたので、余り居心地が悪くて、2時間ほどで帰って
しまった。

「お前たちは、何なんだ!別に万梨阿が、俺達に何かした訳じゃ
 ないだろ!万梨阿に失礼だぞ!」

「アル、申し訳なかった。でも、やはりお前の立場を考えると
 恋愛は薦められない。遊びで付き合いたいんなら、いいが
 本気になられては・・・・困るんだ!」

「そうだよ、セドリックの言う通りだよ。アル、遊びなら
 構わん。どうせあと1年で、国に帰るんだから。でも本気
 になってしまったら、アルも万梨阿も苦しむんだぞ!」

「わかっているさ・・・・・。」

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