輝く光の中で
5人は、初め、輝を見た時、驚いて言葉が出なかった・・・。

「しかし、これほど万梨阿に似ていないのも、ありえないな・・・」
 
と、智が呟くと莉那が

「でも、超可愛いでしょ! 天使よ!輝は!」と、反論すると

「本当に、万梨阿の子、と言うよりは、神様からの贈り物ね!」
と、お婆様。

「そうだな、この子は、神の子かも知れんぞ!だから、智、近づくな!」

「お爺様!何でですか?俺が何したって言うんですか!?」

と、智が怒ると、その場にいた全員が大笑いした・・・。

「まぁーまぁー智も、こっちでお茶にしよう!、さぁー皆も
 お茶にしよう!」と、父の言葉で、眠っている輝をベットに
寝せて、リビングに集まった。

「ところで、戸籍の変更は、全部すんだのか?」と、父が叔父様に訪ねた。

「あぁー、輝が生まれる前には済んでいるから、輝は九条の戸籍だ。」

「じゃー、俺達も九条か?」と、父が訪ねると

「そうだ、この際なので、家族全員分、片桐から九条に変更した。」

「まぁー、戸籍が変わったところで、俺達は、何も変わらないがな!」

「そうですね。でも、あと1年は、周りの人間にばれないように
 していかないとならないですからね」と、智が言った。

「ごめんなさい、私が輝を産んだばかりに、皆に迷惑をかけて
 しまって・・・・でも、ありがとうございます。本当に皆には
 感謝してます・・。」

私は、本当に、今この場にいる家族達に、心から感謝した。
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