輝く光の中で
二人は、激しいキスをしていた・・・。

そこへ、俺の携帯がなった。

はっ、と我に返った俺は、クリスの体を引き離し、電話に出た・・・。

電話は、エドワードからで、今日確認することを忘れた、仕事の
話だった。

正直、エドワードの電話で、助かった・・・。

このままだと、俺は、雰囲気に流されて、もしかすると・・・・・。

でも、この時、少し自分の異変に気が付いた。

とにかく電話を切ると、クリスも居心地悪そうにしていたので、
すぐにタクシーを呼び、帰らせることにした。

「クリス、ごめん。君の気持ちに気付かなかった。それと、キス・・

「アルフレッド様、今の事は、忘れてください。ですから、
 明日からも、今まで通りに接してください。お願いします・・・」

俺の話が終わらないうちに、クリスが、そう言った。

「わかった。すまなかった。明日からは、今まで通り
 同僚として、頼むよ・・・・」

「はい、では、帰りますね・・・」

「下まで、送るよ・・・」

「ありがとうございます・・・・」

その日は、クリスをタクシーに乗るのを見送ってから、部屋に戻り
思いっきり、シャワーを浴びた・・・。

「万梨阿、本当に君に会えるんだろうか・・・・・万梨阿・・・・」
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