輝く光の中で

そしていよいよ、来週にパーティーが迫った日曜日、久しぶりに
智の部屋に、皆が集まった。

私の帰国祝いを兼ねて、私たちの素性を明かすのだ・・・。

「「「「「「お帰り、万梨阿」」」」」」

「ただいま～、皆、ありがとう」

「ところで、万梨阿、就職、どうするの？」と、蕾が聞いてきた。

「うん、決まったの！」

「どこ？」と、瑠璃が聞いた。そしたら、智が

「ついでだから、俺から話そう！今まで、黙っていたが、俺達兄妹は
　九条の人間なんだ。」

「「「へぇっ、九条？」」」と、拓海さん、蕾、瑠璃。

「やっぱりな！お前の腹黒さは、只物じゃないと思っていたから
　あーこれですっきりした。・・・・ん、待てよ、お前、今会社
　九条だろ？どうなるんだ？」と、颯さん

「あぁー、来週、俺が次期後継者として、本社の副社長に就任だ。
　万梨阿は、グループ会社の社長だ！」

「「「「副社長、社長！？」」」」4人がはもった。

「あぁー、今までも、お互い幽霊役員で、会社の事は見て来たから
　幽霊から実在に変わるだけだ。」

「「「「・・・・・・・・」」」」

「お前らしいな。さすがだよ」と、颯さんが言った。